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【イリノイ北部地区連邦裁判所】eBayサイトに対する突然の使用停止とアカウントの凍結

依頼内容

依頼会社は、世界各国のEC越境コマースを利用して製品を海外展開している商社でしたが、ある日、突然、米国の著名サイトeBayが使用できなくなり、アカウントも凍結されてしまったため資金も引き出せなくなりました。これによって1カ月あたり1200万円の売上がなくなってしまっており、これを適切に解決するとの依頼内容。

対応と結果

まず、事実関係を正確に把握する必要があり、eBayに問い合わせを行うと米国の小規模法律事務所の連絡先を聴取することができました。当該法律事務所にて米国の連邦裁判検索システム(PACER)で検索をつづけると、当該法律事務所が代理人となって日本の依頼会社のみならず非常に多数の企業と個人を被告として、イリノイ北部連邦裁判所に訴えを提起されており、裁判所によってeBayの出展サイトと資金管理のアカウントに対するTemporary Restraining Orderが命じられていることが分かりました。そこで、上記の法律事務所と和解交渉を行い、当初は、6万ドルの請求を受けていましたが、最終的には3,000ドルで和解することができ、eBay出展サイトと資金アカウントは直ちに解除されて、すべて解決できました。

弁護士のコメント

上記のとおり、米国のある小規模法律事務所が、知的財産権の権利者とされる人物・団体から委任を受けたとして、正規品・非正規品を事前調査することなく、とりあえず関わりがありそうな極めて多くのeBay出展者を全て被告として訴えて、それぞれから和解金をとろうとするビジネス・スキームが、一部の米国のロイヤー間で流行っているようです。

アメリカの裁判所は、出展者の住所・氏名が分からなくても、eBayに対して全て被告とされた出展サイトと資金アカウントの凍結を命じてしまうため(Temporary Restraining Order)、このようなビジネス・スキームが流行っていると思われます。裁判所の決定を見ると、被告が不詳者とされて、EメールアドレスだけでeBayのアカウントの凍結を命じていることが分かります。
弊所では、これまで非常に多くのeBay被害案件を取り扱ってきました。このeBay被害案件は、訴訟対応等の正攻法で対応することはお薦めいたしません。もし、被害に遭われましたら、弊所までご相談ください。

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